河合京子の作品の中から厳選したものを画集にしました。
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私の画風は大胆な筆致と繊細な色彩感覚。昭和45年故 鈴木千久馬先生に見出され、創元会に入会して中央画壇にデビューすることになりました。絵の世界の右も左もわからないまま絵描きの仲間入りをした私ですから、子供の頃によく描いたチャボや喧嘩鳥、琴弾公園の松林などを想い出すままに大きなキャンバスに次々と発表しました。
昭和57年「電柱のある風景」で第14回日展初入選を飾り、生涯この道一筋に精進しようと心に決め、これまでに15回日展に入選出来、日展会友となりました。日展に出品して、ちょうど十年目にして初入選をはたすことが出来ました。
絵は生き方を映すと云いますが精神性はもちろん、テーマを決めて、イメージを広げながら号数決定にはじまり、全体の構築、直線と流動線、暖色と寒色の比率とそれぞれの響き合い、マチエールなどで構成され、毎日の生活をすることと絵画をすることが別のものとは考えられません。一心不乱に絵筆を走らせるとき、ふと古里のことが脳裏をかすめることがあり、庭の桜と有明浜の白砂青松が清涼剤になっていました。
私はこれまで故 門脇俊一先生、故 中村一郎先生の二人の良き師に恵まれ、今日まで描き続けることが出来ましたこと深く感謝申し上げます。
幼い頃、画用紙に初めて鉛筆を走らせたときの感覚が今でも指先にはっきりと想い出せます。その時から今日までひたむきに描いて参りました。それは永いようであり短い歳月でした。いつも今度こそは安心して自作の前に立てるような絵を描きたいと念じながらも意のままにならず、はずかしい次第です。「色と形」という絵画の原点を見つめ、常に小心にして大胆で、上品でいて粗野な絵を描きたいと思っています。はてしない絵の世界に踏み入ってはみたものの、その道を探しあぐねている私です。一切の生きとし生けるものに対して有するひたむきな愛情が一斉に開花したことによるものと思います。どうかお導き下さいませ。
表は右にも続いております。
西暦 | 元号 | 展覧会名 | 画題 | サイズ | 備考 |
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1942 | 昭和17年 | 香川県観音寺市に生まれる | |||
1952 | 昭和27年 | 1952〜1958 版画家・門脇俊一に師事 素描・スケッチを学ぶ |
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1964 | 昭和39年 | 大阪樟蔭女子大学卒業 | |||
1970 | 昭和45年 | 芸術院会員鈴木千久馬先生に見出され創元会出品 1978まで |
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1971 | 昭和46年 | 夕日と老松 | F50 | 3人展(河合京子・内海嗣幸・今倉征雄) 上之町画廊 9/12〜17 |
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1972 | 昭和47年 | 第31回創元会展 | 老松林 | F100 | |
1974 | 昭和49年 | 第25回県展 | 喧嘩鳥 | F50 | |
1975 | 昭和50年 | 第34回創元会展 | 秋 | F100 | 1975〜1993 日展評議員中村一郎先生に師事 |
1977 | 昭和52年 | 第36回創元会展 | 荻・長屋門 | P80 | 河合京子小品展 富士銀行岡山支店 10/24〜11/5 |
1977 | 昭和52年 | 第28回県展 | 長屋門 | P50 | 県展賞 |
1977 | 昭和52年 | 第1回日洋会展 | 荻・長屋門 | F50 | 会場 日本橋・三越 高松三越賞 |
1978 | 昭和53年 | 第37回創元会展 | 泊・春浅き頃 | F80 | 創元会会友になる・退会 |
1978 | 昭和53年 | 第29回県展 | 幕間のひととき | F50 | 県知事賞 |
1979 | 昭和54年 | 設立大洋会展 | 私の部屋 | F80 | 奨励賞 |
1979 | 昭和54年 | 第2回大洋会展 | 帽子の少女 | F80 | タヒチへ取材旅行 |
1979 | 昭和54年 | 第30回県展 | 幕間の道化師 | F50 | 県展賞 |
1980 | 昭和55年 | 第31回県展 | 日生の女たち | F50 | 県展賞 |
1981 | 昭和56年 | 第32回県展 | 日生の女 | F50 | 奨励賞 河合京子素描展 |
1982 | 昭和57年 | 第33回県展 | 日生の午後 | F50 | 津山市長賞 |
1982 | 昭和57年 | 第14回日展 | 電柱のある風景 | F100 | 日展初入選 |
1983 | 昭和58年 | 第34回県展 | ガラスを吹く男 | F50 | 岡山市長賞 |
1983 | 昭和58年 | 第6回大洋会展 | はにわの詩 | F100 | 第1回河合京子油絵展 金剛美術センター |
1983 | 昭和58年 | 第7回日洋会展 | おしゃべりのきこえる部屋 | F50 | 大洋会会員油絵展 金剛美術センター |
1984 | 昭和59年 | 第35回県展 | 魚市・午後のひととき | F50 | 県展委嘱になる |
1984 | 昭和59年 | 第8回日洋会展 | ガラスを創る | F50 | 日洋会展奨励賞 |
1986 | 昭和61年 | 第37回県展 | 明日へ吹くA | F50 | 大洋会退会 |
1986 | 昭和61年 | 第10回日洋会展 | 明日へ吹くB | F50 | 記念選抜100人展に出品 |
1987 | 昭和62年 | 第38回県展 | お園哀婉 | F50 | 新日洋会発会会員 |
1987 | 昭和62年 | 第19回日展 | 瑠璃のひろがりA | F100 | |
1988 | 昭和63年 | 第39回県展 | 瑠璃の浪漫 | F50 | 岡山女流3人展(河合京子・斎藤加代子・岡 洋子) 表町ギャラリー 12/9〜14 |
1988 | 昭和63年 | 第2回新日洋会展 | 青いガラスのひびき | F100 | 第2回河合京子油絵展 表町ギャラリー 5/18〜23 |
1990 | 平成2年 | 第41回県展 | 卓上のガラス模様 | F50 | 岡山市日中友好協会岡山市文化訪中団に参加 (北京・洛陽・蘇州・無錫・上海を訪れる) |
1990 | 平成2年 | ガラス工房 | F100 | 第2回河合京子素描展 表町ギャラリー 6/18〜23 |
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1994 | 平成6年 | 第8回新日洋会展 | 弥生の詩 | F100 | 会員努力賞 |
1994 | 平成6年 | 第26回日展 | ガラス工房 | F100 | 日展会友 |
1995 | 平成7年 | 第9回新日洋会展 | 弥生の詩 | F100 | |
1996 | 平成8年 | 第47回県展 | 祈り | F50 | 岡山県現代美術選抜展出品 |
1996 | 平成8年 | 第10回新日洋会展 | 春宵 | F100 | スペインへ取材旅行 |
1996 | 平成8年 | 瑠璃のひろがり | F30 | 日米親善ロスアンゼルス芸術祭出品 | |
1998 | 平成10年 | 第49回県展 | 狂言「福の神」 | F50 | 「愛・ふれ愛・河合京子チャリティ絵画展」 表町ギャラリー 5/13〜18 |
2000 | 平成12年 | 第14回新日洋会展 | 紅の舞 | F100 | 委員推挙される |
2008 | 平成20年 | 第22回新日洋会展 | 窓辺のやすらぎ | F100 | 日洋会退会 |
F100 1972
第31回創元会展
F50 1974
第25回県展
F100 1982
第14回日展
F100 1987
第19回日展
F100 1995
第9回新日洋会展
F20 1971
1998
1998
1953(11歳)
ねぎの花に興味を持つ
1956(14歳)
冬日の静かな家族の憩い
1956(14歳)
無心に描きました
1958(16歳)
野外に遊ぶ名古屋コーチン
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